Dear Friends
ふと思ったこと。
社会人にもなって4年も経つと、意外に自分のまわりに「友だち」っていうものがいないことに気づく。
会社帰りに飲みに行く同僚は、好きだけれど、厳密にはともだち、とは呼べない気がする。得意先の人はもちろん。週末にジムで会って話をする常連さんだって、友だちじゃないだろうし。飲み屋のマスターも違うよなぁ。
やっぱり、友だち、って言ったら、学生時代の友人たちの顔が浮かぶ。
特に、高校生のころ。
大学生の時ほどお金もなくて、そのぶん損得勘定もまったくないままにつきあってたみんな。
毎日が楽しくて、卒業アルバムに「笑い声がうるさかった」とコメントされたくらい、笑っていた頃の友人たち。
今、なにしてるんだろう??
高校時代の友人たちを指折り数えてみると、今、交流のない人がけっこういることに気づく。
高校生のころは、友だちがいるのが当たり前で、その集まりの中で普通に生活をしていたけれど、今になってみると、全然気の合わない子ともムリに一緒にいたんだなぁ、と思う。
あの頃は気づかなかったけど、全然好きじゃない子も「友だち」としてカウントしていたわけだ。
そういう子たちとは、卒業後全然連絡をとっていない。
案外、子ども産んでる子もいそうだな・・・・。あわわわ。
『Dear Friends』という、携帯小説から一気にベストセラー作家になったYoshi原作の作品が、映画化された。
超美少女で、そのことを鼻にかけまくって遊んでいた少女が、ガンにおかされる。その少女リナと、もうひとりの少女マキの、友情がテーマの物語だ。
天邪鬼な自分は、Yoshiの本は、ベストセラーになって本はなんとなく手に取りがたくて未読だったんだけど(正直、携帯の小説なんか、という気持ちもあったし)、映画の予告編を見ていて、思っていたよりもずっと、痛切な物語を書く人だったのかも、と思った。
思春期の頃、友だちがいなかったら絶対に学校になんて通えないと思っていたひどく閉塞的な日常を思い出す。逆に、そういうのが面倒になって、友だちなんていらないとタンカをきってやりたいようなやるせない気持ちになったことがあったことも。
あの頃の狭い世界では、友情って言うのはかなり重要で大きな位置をしめていて、そのくせそれはひどく不安定なものだった。ふてぶてしい大人になって、しばらく忘れてしまっていたけど、ずいぶん繊細で頼りなかった頃も、自分にはあったのだ。
ずっと忘れていた、今思い出すと青臭くて恥ずかしいようなまっすぐな空気が、この映画にはあるように思える。
痛々しい、だけどキライじゃない雰囲気。
全然関係ないけど、この映画の予告編を見てびっくりした。
役柄必要なことなのだけれども、それにしたって、美人の少女がスキンヘッドなのだ!
日本の映画って、けっこう「アイドル路線は崩さずに」「かわいらしく撮ってもらう」的な印象のものが多くって、映画は出演者のプロモじゃないんだよ!ブリジットジョーンズを見習えよ!!って毒づきたくなるようなものが多いんだけど、この映画はその役者根性を見るだけでも天晴れ。
しかもスキンヘッドでも綺麗なところも天晴れ。
本当に美人なコって髪の毛なくても美人なんだな。
変なところでしみじみしちゃったよ。
予告編だけでも一見の価値あり。
あ~、でもなんだか映画見たくなってきた。
久しぶりに映画館に行ってみようかなぁ。「友だち」とね!
※BloMotion・キャンペーン参加記事
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